身近な食品であるお酢
実は高血圧の予防や整腸作用など、さまざまな健康効果が認められています。
生活習慣病の中でも多くの人が問題を抱えている、高血圧。
今回参考にした書籍はこちらです。
薬剤師目線:お酢の力について~高血圧予防~
実は、塩分を控えるよりも酢を毎日とるほうが効果があるとも言われています。
そう、お酢には数々の健康効果が認められているのです。
お酢の酢酸には、血圧の上昇を抑える働きがあります。
飲みすぎてもそこまで問題はないお酢ですが、そんなにたくさんは飲みたくないですよね。
実際の飲む量としておススメされているのは、
酢を大さじ1杯(15mL)を、 毎日とると血圧が下がることが確認されています。
さらに大さじ2杯とれば、その効果はわずか数日で現れるとも。
ただし、酢をやめてしまうと、
少し大変ですが、毎日大 さじ 1~2 杯をとることが大事です。
何事も継続することが重要なんですね。
「高血圧対策には塩分を控えなさい」
とよくいわれますが、実は酢を毎日とったほうが、目に見える効果が実感できるといわれています。
お酢の力~整腸作用~
酢は腸内環境を整えて、腸の働きをより活発にするともいわれています。
また、血中の総コレステロール値が高い人を対象にした実験でも、
酢を毎日大さじ1杯とった人はそうでない人に比べ、
さらに、
やはり中でも注目すべきはは、
腸内フローラ
私たちの腸には、約200種100兆個もの細菌がすんでいます。
彼らは仲間の細菌たちと集団をつくって生息しています。
最近ではテレビ番組などにも取り上げられているので、耳にしたことあるのではないでしょうか。
腸内細菌は、その働き方から便宜上
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌
と分類されています。
腸内フロ ーラは、「日和見菌7割、善玉菌2割、悪玉菌1割」が理想のバランスです。
悪玉菌といっても、まったくいなければいいものでもないんですね。
何事もバランス大事。
腸名フローラが理想のバランスに保たれていると、
短鎖脂肪酸をたくさんつくり出せるので、腸の働きがより活発になります。
ビフィズス菌
お酢には、ビフィズス菌のエサになる「グルコン酸」が豊富です。
お酢に含まれるグルコン酸を大腸に送ってあげることは、
じつは、大腸内は、
悪玉菌が優勢になると、大腸内での腐敗が進み、
有害物質は腸壁の働きを滞らせ、腸のなかを汚します。
そうして悪玉菌たちは、
しかし、ビフィズス菌のような善玉菌が大腸内で繁殖していると、
善玉菌優勢に腸内フローラが整うと、
短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸は酸性の性質を持つため、
悪玉菌は中性からアルカリ性の環境を好み、
反対に、
こうした理想の腸内環境を築くうえで、
リンゴ酢のお湯割りで、腸を元気に
1 日 1 杯のリンゴ酢をお湯割りで飲むだけで、腸は驚くほど元気になります。
ただ、お酢がいくら腸の健康によいといっても、
酸が強いあまり、口の中や食道、胃の粘膜などを荒らしてしまいます。
酢の物が好きな人は、酢の物を食べるのもいいでしょう。
他にはこれからの寒い季節に温かいドリンクにして飲む人こともおススメです。
最近は「そのまま飲める酢」も多く流通しています。
ただ、市販で売られている「
それならば、添加物を含まないリンゴ酢などのフルーツ酢に、
まとめ
お酢の驚くべき効果について、記載しました。
高血圧だけでなく、コレステロールを下げたり、骨粗しょう症にも効果があります。
特に重要なのは、整腸作用。
これから寒くなり感染症も流行する季節になります。
1日1杯、リンゴ酢のお湯割りを飲むことで腸を元気にし、寒い冬を乗り切りましょう。
今回読んだ本は以下のものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。