マスクで予防を!!妊婦さんの風疹回避の重要性について。


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薬剤師目線:風疹について

今回は風疹のお話です。
風疹と聞いてもあまりピンと来る人はいないかもしれません。水ぼうそうとは違いますし、なかなか身近ではないです。ただそんな風疹も日本、さらには関東で大流行しているようです。

このお知らせの後もどんどん風疹の発生の報告は続いています。

子供の予防接種は小児科学会からプログラムもしっかり出されていますが、まだ予防接種の啓発がイマイチだったころの接種率の低い、30〜50代の男女が危険です。特に周りに妊婦さんがいる方。これから妊娠を希望している男女などは今からでも予防接種受けた方がいいです。
それは何故か。

もちろん、成人でも風疹にかかることは避けるべきですが、特に妊婦さんがかかってしまうと赤ちゃんが先天性風疹症候群という病気にかかってしまいます。

先天性風疹症候群(CRS)

先天性風疹症候群は、さきほども示したとおり妊婦さんが風疹に罹ってしまったときに、まだお腹の中にいる胎児は風疹にたいする免疫を獲得できていないために、かかる病気です。
なぜそこまで問題かというと。。。
先天性風疹症候群になった赤ちゃんは、先天性心疾患や白内障、難聴などを持って生まれてきます。

ワクチン

妊娠を経験された方は、妊婦健診の際に風疹の抗体価を聞かれた記憶ありませんか。
もちろん、妊婦さんがしっかり抗体をもっていれば風疹にかかることはなく、胎児も守られるわけです。
妊婦さんだけでなく、そのパートナーと家族も抗体は必要です。特に接触頻度の高いパートナー!!

男も??って思う人もいるかもですが、風疹は感染症です。
女性が予防接種してても一番近くの男性が風疹になってしまうと予防接種してるとはいえ、かなり危険度は上がるわけです。
集団免疫という言葉がありますが、周りの人が病原体への抗体などを持っていると、その集団での病原体への罹患率(病気になる人の割合のようなもの)は下がるといわれています。

風疹も感染症のため、過去に一度経験していればワクチンを打っていなくても、抗体を持っているため心配ありませんが、人の記憶というものはものすごく、あいまいです。
自分が風疹にかかった記憶があっても、それは実は水ぼうそうだったり。

抗体があるかないか、わからない人はむしろないと思ってもいいかもしれません。
ちなみに、風疹に関してはなってしまった場合は、症状緩和の薬しかなく特効薬はありません。
そのため、なる前のワクチン接種がとても重要です。
成人でも接種していない方、記憶があいまいな方、予防接種は今からでも遅くないのでぜひ近くのクリニックへ。

マスク

そしてマスクについて。
妊婦さんであればすることを否定はしませんが、こと風疹に関しては基本的には接触感染ですので防ぐためにはマスクは必須です。
唾液や手指を介して、感染症が広がるためマスクとともに手洗いやうがいが有効です。
インフルエンザのシーズン。これからは妊婦さんにマスクは必須ですよ。

そして何よりもパートナーや妊婦さんに接する機会の多い方。

生まれてくる赤ちゃんのためにも、風疹ワクチン。今からでも遅くないです。


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ABOUTこの記事をかいた人

薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!