まぶたがピクピク痙攣する症状の原因


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パソコンやスマートフォン(スマホ)などが普及した現代。

移動中にパソコンやスマホを使用している方も多いのではないでしょうか。

読書をするにも電子書籍などの普及に伴い、目を酷使する時間が多いのが現状です。

私自身もたまになることがある、まぶたがピクピクする現象

薬剤師目線:まぶたがピクピクする症状

まぶたがピクピクする症状には、下記のようなさまざまな理由があります。

  • 眼瞼ミオトニア
  • 眼瞼痙攣
  • カフェインの取りすぎ
  • コンタクトやメガネの度が合っていない

眼瞼ミオキミア

主に、肉体的や精神的な疲れやストレスが原因といわれています。

眼精疲労やドライアイなどという言葉のほうが、身近かもしれません。

よく肩こりの原因にもなるとも言われていて、
自覚症状としては

  1. 眼の奥が重い
  2. 頭痛
  3. 充血

などの症状を伴うこともあります。

しかし、一般的に気づきにくいのがドライアイです。

なんとなく目が乾くなど、自覚症状としてもあまり代表的な症状がないドライアイ。

ドライアイのセルフチェックとして、最大開瞼時間が有用であることが報告されました。

ドライアイのセルフチェック:最大開瞼時間の有用性を検証

順天堂大学(2018年10月10日)から報告された内容では、

まばたきを12秒間我慢出来ないとドライアイの可能性がある

とのこと。

原文は英語ですが、ご興味があればこちらからどうぞ。

この論文では、ドライアイ患者では最大開瞼時間が有意に低下しているため、涙液層破壊時間と正の相関が認められたと発表されています。

涙液層破壊時間
瞬きを10秒程度我慢し観察を続けていると、ある時から涙が角膜上を覆っていない部分が出現し、次第に拡大していくこの現象を涙液層の破綻といい、これが観察されるまでの時間を涙液層破壊時間。英語でtear film break-up time(BUT)で表します。

ドライアイ

ドライアイは日本に2000万人、世界に10億人以上いると推測される最も多い眼疾患です。

ドライア イの原因は、加齢、ストレス、デジタル機器の使用時間の増加などがあり、ドライアイは今後も増 加すると考えられています。

今回の研究では、最大開瞼時間(まばたきをできるだけ我慢できる時間)のドライアイのスクリーニ ング検査としての有用性と、新ドライアイ診断基準(2016 年)における最大開瞼時間のカットオフ値の設定のための検証を行われました。

その結果、最大開瞼時間は、ドライアイの診断で必須の検査である涙液層破壊時間との関連性を示し、ドライアイ患者では有意に低下していることが判明したのです。

最大開瞼時間が12.4秒以下の場合は、 感度82.5%、特異度51.0%でドライアイを疑う可能性が高いことが示されたという結果を示しています。

これまでドライアイと診断されないまま、ドライアイ症状でQOLや仕事の効率が低下していた人々に対し、セルフチェックの結果をもとにしたドライアイの啓蒙と眼科への受診を喚起することで、ドライアイの重症化を未然に防ぐことが期待されています。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

眼瞼痙攣は、だいたいの場合は両目で起きるといわれています。

目の周りの筋肉の動きが過剰になることが原因であり、まばたきがコントロールできなくなります。

眼が開けづらいと感じることもあり、根本的に治療する方法はありません。

しかし、対症療法として現在よく使われているのが、ボツリヌス毒素という筋弛緩薬の一種です。

ボツリヌス毒素を瞼の周り、数か所に少量注射して治療する方法ですが、効果が短いため数か月ごとの通院が必要です。

カフェインの取りすぎ

カフェインを取りすぎると、痙攣の原因となったりけいれんが悪化することがあります。

カフェインというと、コーヒーが一番に想像しやすいと思いますが、実はコーヒーよりも多量にカフェインを含んでいるもの。

それは、エナジードリンクです。

寝不足などで、エナジードリンクを飲む習慣がある人は、身体的や精神的な疲れとともにカフェインを取りすぎていることが瞼の痙攣の原因になっていることもあるかもしれません。

ちなみにエナジードリンク1本にはおよそコーヒー2杯分のカフェインが含まれているものもあるため、コーヒー同様、エナジードリンクの飲みすぎにも注意が必要です。

コンタクトレンズやメガネの度数が合っていない

仕事などでパソコンを使用している時、読書をしている時にけいれんすることが多い場合は、メガネやコンタクトレンズの度数が合っていないことが原因かもしれません。

もちろん、眼の疲れもありますが度数が合っていないことによって、眼自体がピントを調節しようとしている可能性もあります。

疲れやドライアイを改善することはもちろんですが、それでも改善しない場合は眼科受診の際に、メガネやコンタクトレンズの度数の確認や視力検査を同時に行ってもらうことも必要です。

専門性が高く、行っている眼科も限られているため事前確認が重要です。

まとめ

今回はまぶたがピクピクする症状について記載しましました。

今回紹介した以外にも、まぶたがピクピクする症状の原因となる疾患はまだあります。

中には、脳の異常が原因で起こる場合もあり、症状が眼以外に広がる場合や症状が続く場合には一度眼科受診することをおススメします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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ABOUTこの記事をかいた人

薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!