【漢方薬の飲み方】飲むタイミングのほかにも重要な要素があります。


スポンサーリンク

薬剤師目線:漢方薬について

今日は漢方の飲み方について。要するに漢方薬の使い方です。
今では市販されている漢方薬もかなりあるので、医師からの処方ではなくとも使用したことがある方は多いのではないでしょうか。

自分もちゃんと知るまでは全く知らず、目から鱗でしたが。漢方にはちゃんと効果が出るようにすべき使用法があります。そう、飲むタイミングではなく、飲み方。要するに使用法です。
まず、注目すべきは語尾です!
語尾でほとんどの漢方薬について使用法がわかります。
難しいことはありません。大きく分けて2つの違いです。

飲むタイミング、いわゆる用法は漢方の場合、添付文書(お薬の説明用紙のようなもの:厚生労働省が発行しています)では食前または食間となっています。
ちなみに食間というのは、勘違いされている場合が多いのも事実。確かに薬剤師も食間に飲んでくださいとしか説明していないという現状の問題点もあるとは思います。

ここで補足しておきますが、食間とは食事と食事の間のことです。
間違っても食事の間。食事中に飲むではありませんので、気を付けてください。
食間とは、食事の終わったあと2~3時間後のことを指します。
簡単に言えば、お腹がすいている時となります。
ただ、なかなか忘れやすいタイミングなので、自分の場合は食前に飲むことをすすめています。

漢方薬の名前

漢方薬の名前での使用法の違いですが、まず名前を思い浮かべてみてください。
何でもいいです。「風邪のときに葛根湯飲んだな」とか「お腹のでっぱりが気になって防風通聖散飲んだな」とか。。

そう考えてみると、だいたいの漢方が○○散や、○○湯という名前になっていると気づくと思います。
中には○○丸なんて名前の漢方薬もあります。
この名前はそもそも漢方薬の製造工程でついているものがほとんどです。

  • ○○散とは、その名の通り散剤です。生薬を細かく刻んで粉状にしたものです。
  • ○○湯は、生薬を煎じた薬のこと。
  • ○○丸は、生薬から散剤にしたものを蜂蜜などで粒状に固めたものを言います。

ただ、最近は技術進歩によって、ほとんどが「エキス製剤」となっています。
エキス製剤とは、生薬を煎じて出てきたエキスを乾燥させて粉末化したものを、さらに顆粒剤や錠剤の形にしています。

語尾でわかるといった使用法ですが、物凄く簡単です。
○○散は特に問題ないですが、○○湯と書いてあるものは、【飲む時には湯で煎じて飲む】という飲み方が基本です。
そして煎じたときに出てきた、残りの粉末もすべて飲みきることがポイントです。

東洋医学

中国4000年の歴史とまで言われてる漢方は、東洋医学の中でもかなり古くから使われています。
また、西洋医学と違い効能効果も様々!

西洋医学ではお腹下してる時に飲む止瀉薬は、便秘の時には使えませんが、漢方でよく処方される大建中湯は、そのどちらにでも使えます。
もちろんこれも○○湯と書いてあるため、使用方法は湯で煎じて飲むとより効果が高いです。
お腹が冷えて下している時はもちろん、便が出なくてお腹がポッコリ。なんてときにも使用できます。
ただ、漢方の専門家からすると本来の漢方診療は、虚証や実証など考えることはたくさんあり、本当に全員に使えると言うわけではないようです。
漢方こそ、昨今話題になっているテーラーメイド医療がはまる医療なのかもしれません。

まとめ

漢方薬の使用方法。
今飲んでいる人や、周りに飲んでいる人がいる場合、ちょっとのアドバイスで効果が出るかもしれません。
まずは、語尾に着目して飲み方を変えてみてはどうでしょうか?
もちろん、薬だけでなく疲れているときは十分な休息も必要です。

漢方の世界では、風邪の時に葛根湯を、飲む時は、もちろん湯で煎じて飲むことは大切ですが、暖かくして十分休むというのも含めて漢方医療というようです。
これから秋に向かうにつれて気温の変化が激しくなります。
体調管理はしっかり行いつつも、ヘルスケアもしっかり行いたいところですね。


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!