インフルエンザの脅威!!予防の大切さをアメリカの経験から。


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それでは、インフルエンザの話です。

昨年のインフルエンザのシーズンでは、アメリカでは約8万人が死亡したといわれています。

それは、過去40年の間で最も死者数の多いシーズンであったと、アメリカの公衆衛生局が明らかにしています。

日本でも2017/18のシーズンでは、ワクチンが不足したり流行が早くから始まったりと、いろいろ問題のあったシーズンではありました。

今年のシーズンもすでにちらほら、学級閉鎖など始まっている地域もあると聞きます。

さらに、詳しい内容は下の記事も参考にしてみてください。

昨年のインフルエンザに学ぶ、【10の重要ポイント】

2018年9月6日

薬剤師目線:昨年のアメリカでのインフルエンザ

昨シーズンには特に病原性が高いといわれている、H3N2インフルエンザウイルスが米国全土で猛威をふるい、米疾病対策センター(CDC)のデータでは死亡者数や入院者数が史上最多となりました。

米公衆衛生局では、

「昨年はインフルエンザワクチンの接種率が低下し、インフルエンザに感染しやすい状態の人が多かったことも事態を悪化させた」

と説明をしています。

また、公衆衛生局の関係者達は記者会見で、自分や家族をインフルエンザ感染から守るために毎年ワクチンを接種するよう、米国民に対して強く呼びかました。

昨シ ーズンのインフルエンザやその合併症による死亡者数は8万人と推定されていて、CDCが統計を取り始めた1976 年以降で最も多い結果となりました。

それまでは5万6,000人が死亡した2012/13 シーズンが最悪でしたが、同シーズンも主に流行したのは H3N2インフルエンザウイルスだったのです。

CDCの推計では、2017/18シーズンにはインフルエンザによる小児の死亡者数も180人と2012/13 シーズンの171人を上回っています。

ワクチン接種の有無

実は、死亡した小児の大多数はワクチンを接種していませんでした。

また、昨シーズンはインフルエンザによる入院者数も90万人と史上最多を記録し、病人で溢れかえった病院の様子がメディアでも報じられました。
さらに、全ての年齢層で重症度の高さが記録された初めてのシーズンだったのです。

しかし、インフルエンザによる打撃を受けたにもかかわらず、米国におけるワクチン接種率は2年前の59%から昨シーズンには57.9%と1.1ポイント低下していました。

特に感染弱者であり、感染すると周囲にも感染が広がりやすい特定の年齢層で接種率が低下したことが状況を悪化させたといわれています。
例えば、 生後6カ月~4歳の乳幼児で接種率の低下がみられました。

「これらの年齢層の子供は、それまで健康であったとしても病気になると重篤な合併症を発症しやすい」と

指摘されています。

また、ほかのアメリカの医師も

「低年齢児が感染すると、免疫系の働きが低下した祖父母などの家族間や学校で感染が拡大する可能性もある」

と説明しています。

妊婦のワクチン接種率

昨シーズンは妊婦のワクチン接種率も低下していました。

ワクチン接種についてはもちろん、食べ物などにもまとめてある下の記事も読んでみてください。

妊娠中のワクチン、薬、食べ物。大丈夫なものと注意が必要なもの。

2018年9月26日

米マサチューセッツ総合病院の医師は、

「妊婦は免疫が低下しているためインフルエンザに感染しやすい。また、妊娠中に高熱が続くと子供に 先天異常が起こる可能性が高まることが分かっている」

と指摘しています。

さらには、日本でもインフルエンザのワクチン接種は6か月未満の子供にはできません。

しかし、妊婦がワクチンを接種することで胎児にも抗体が移行します。
そのため、出生後に感染から守ることができます。

妊婦にもインフルエンザワクチンは接種推奨なのです。

まとめ

今回はアメリカのシーズンから学べることを記事にしました。

ここは日本だ!!といわれる方もいるかもしれませんが、アメリカでおこったことが日本でおこることはよくあることです。

日本でもインフルエンザに対する新しい薬としてゾフルーザが発売になりました。

猛威を振るったインフルエンザ、新薬であるゾルフーザは使えるのか。

2018年8月30日

これからのシーズン

もちろん、インフルエンザにかからないようにマスクや手洗いは重要ですが、ワクチン接種も予防になります。

特に、小さい子供や妊婦さんなどはインフルエンザにかかった時のリスクを考えると、積極的なワクチン接種が推奨されます。


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    ABOUTこの記事をかいた人

    薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!