赤目に注意!! ウイルスが原因の流行性角結膜炎


スポンサーリンク

薬剤師目線:流行性角結膜炎:epidemic keratoconjunctivitis(EKC)について

今回は、赤目と目ヤニが特徴の流行性角結膜炎!
通称、はやり目ともいわれています。
夏場によくはやりますが、涼しくなってきた今の時期でも注意は必要です。
略してEKCと呼んだりもします。

医療機関において、患者はもちろん医療従事者がかかってしまうと、その感染力の高さからかなり危険度が高い疾患の一つです。

  • 病原体:アデノウィルス8、19、37型などによる眼感染症で、夏季に多く発生する。
  • 潜伏期間:7~14日。
  • 症状:眼の異物感、結膜の充血、眼脂(目ヤニ)、流涙等主症状とし、約2週間で治癒する。その他に急性濾胞性結膜炎、耳前リンパ腫、点状結膜混濁、偽膜形成などの症状も出現する
  • 感染可能期間/感染経路
発症から治癒する期間曝露から14日で治癒
※感染可能期間発症3日前から治癒するまで
症状出現している期間発症から14日まで

感染経路は、流涙・眼脂で汚染された手指、タオル類や環境表面を介する接触感染
要するに、手などが触れる場所(ドアノブやエレベーターのボタンなど)を通して広がっていきます。

感染力が非常に強く、簡単に他の人にうつります。

アデノウイルスに関しては、以下の記事も参照ください。

高血圧予防に身近な食品~お酢で予防~

2018年11月16日
  • 具体策
  1. 手指衛生(手洗いをたくさんしましょう!)
    • 水と石けんによる手洗いを積極的に行う。
  2. 環境整備(身の回りにある手でよく触れるものに注意が必要です!)
    • よく手が触れる部分には要注意!!無意識のうちにウイルスが手について、目をこするとすぐにかかってしまいます。
    • 目薬などは、感染が疑われる場合は家族などでも共有しない(一緒に同じ目薬を使わない)。
  • 対応方法

アデノウィルスは環境表面(ウイルスが定着しやすい、身近な環境のこと)に10日以上も感染力を維持できるため、流行性角結膜炎患者がわかった場合、2週間はタオルなどの共有は避ける。

感染症法5類の感染症で、学校保健法では第三種に指定されているため、完全に治るまでは学校や職場へは出席・出勤は禁止です。
というか、目がかゆくて目ヤニもたくさん出るので、出席や出勤自体が難しいかと。
発症3日前からウイルスは目の周りについているので、集団生活を送っている場合は特に注意が必要です。

インフルエンザも流行してきたこの時期。

昨年のインフルエンザに学ぶ、【10の重要ポイント】

2018年9月6日

猛威を振るったインフルエンザ、新薬であるゾルフーザは使えるのか。

2018年8月30日

ウイルスには、たくさん種類がありますが、アデノウイルスにも注意が必要です。

あなたの周りに目が赤くて、目をこすっている人はいませんか??

インフルエンザ対策もそうですが、流行性角結膜炎にも手洗いが重要です。


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!