糖尿病患者に、すべてのワクチン接種が必要な理由とは?〜感染症予防や合併症対策に効果的〜


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生活習慣病はさまざまなものがありますが、

その代表格と言ってもいい、糖尿病

糖尿病には合併症も多く、

  • 腎不全
  • 動脈硬化
  • 末梢神経障害
  • 網膜症(失明)
  • 骨粗しょう症

上記のような合併が代表的なものとして挙げられます。

今回はm3.comという医療情報サイトから話題を抽出。

薬剤師や医療関係者なら登録まだの人は有益な情報たくさんなので、おススメです。

では、今回は糖尿病の患者にフォーカスを当て、

ワクチン接種の必要性について、

書いていきます!

糖尿病患者は全てのワクチン接種を!と、

専門家達は強く推奨しています。

薬剤師目線:糖尿病患者は感染症にかかりやすい?

そもそも、糖尿病患者は血糖コントロールが不良な状態が続くと免疫機能が低下するため、

様々な感染症にかかりやすくなると言われています。

そのため、アメリカにおいて糖尿病患者は、

一般的に推奨される予防接種を全て受けるべきだと強調しています。

糖尿病患者は高血糖状態が長く続くことで免疫力が低下し、

インフルエンザや肺炎、 B 型肝炎、破傷風、帯状疱疹などにかかりやすく、

また、深刻な合併症リスクも高まるといわれています。

糖尿病の患者こそワクチン接種を!

糖尿病の専門家であるアメリカの大学准教授は、

インフルエンザや肺炎、 B 型肝炎、破傷風、帯状疱疹などの感染症は、

ワクチンを接種することで予防できるとし、

全ての糖尿病患者は自分がどのワクチンを接種する必要があるかを知り、未接種のワクチンや再接種が必要なワクチンがないかどうかを医師に相談 すべきだ」と話しています。

糖尿病患者に勧められるワクチンについて

インフルエンザワクチン

季節性インフルエンザの予防にはワクチン接種が最も有効です。

糖尿病患者によくみられるインフルエンザの合併症には、

  • 血糖値の上昇
  • 肺炎
  • 気管支炎
  • 副鼻腔炎
  • 中耳炎

などがあります。

三種混合ワクチン(Tdap)

百日咳、ジフテリア、破傷風という深刻な感染症を予防するワクチンです。

三種混合ワクチンは10 年ごとに接種が必要とされています。
これ、実はあまり知られていません。

なお、日本国内では四種混合ワクチン(DPT-IPV;百日 咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ)に含まれています。

妊婦さんへのTdapの接種も今後勧めらていくと思われます。
赤ちゃんを守るために。

妊婦さんへのワクチンを含め、その他食品などの安全性については、以下の記事もご覧ください。

妊娠中のワクチン、薬、食べ物。大丈夫なものと注意が必要なもの。

2018年9月26日

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹を予防するだけではありません。

帯状疱疹や皮膚症状が消失した後に痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)、

これを発症するリスクを低減することもできます。

ワクチン未接種者では、

「帯状疱疹やPHNは高齢になるほど症状が深刻になる」

と言われているため、糖尿病患者だけでなく
50 歳以上の場合は帯状疱疹ワクチン接種をおススメします。

肺炎球菌ワクチン

糖尿病患者は肺炎球菌感染による死亡リスクが高いことがわかっています。

肺炎球菌って何?

と思うかもしれませんが、

肺炎球菌は脳の中に感染すると細菌性髄膜炎を引き起こし、
耳に感染すると中耳炎、
肺に感染すると肺炎、
血液中に入り込むと菌血症

を引き起こします。

糖尿病患者は、肺炎球菌ワクチンを65歳になる前に1回、

65歳以降にさらに2回接種することをおススメします。

B 型肝炎ワクチン

B 型肝炎は血糖測定器や指先の穿刺針といった治療器具を共用することで感染するといわれています。

ある研究によると医療従事者(病院で働いている人)は、

B型肝炎に知らないうちに感染する危険性があるとも言われています。

そのため、病院へ就職する場合はB型肝炎に対する抗体価(B型肝炎に対抗する力の値)を確認、

抗体価が低い場合は、ワクチンを接種してから就職します。

医療資格を有する場合は、学生実習などで病院を訪れるときのも

その抗体価が必要とされているので、現在の医療系大学生は抗体価を実習前に確認されます。

そして、糖尿病患者にとってもB型肝炎ワクチンの接種は非常に重要とされています。

なお、接種は60歳未満で推奨されていますが、60 歳以上の場合でも医師に相談することをおススメします。

まとめ

糖尿病患者へのワクチン接種について、まとめました。

ワクチンは病気の予防に多大な効果を示します。

最近では、子供のワクチン接種プログラムや地域の助成なども充実してきているため、
昔に比べて予防できる病気が増えてきています。

糖尿病の患者さんは、リスクがあることを認識してワクチン接種、

今一度考えてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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ABOUTこの記事をかいた人

薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!