漢方や薬膳を使って女性の健康をサポート


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女性の健康をサポートする方法はさまざまありますが、漢方ハーブ薬膳などに日ごろから注目している女性は少なくないと思います。

薬草やハーブは女性の関心が高い一方で、健康被害の報告などもあり誤解されている部分もあります。

また、危険ドラッグなどの脱法ハーブと同じようなイメージを持たれることも多く、正しい知識の発信が必要です。

今回は、薬剤師の立場から女性の健康をサポートするために役立つ情報を記載していきます。

漢方の服用方法としては、食前が多くその理由や飲み方に関しては、こちらの記事を参照ください。

【漢方薬の飲み方】飲むタイミングのほかにも重要な要素があります。

2018年9月5日

漢方薬のエビデンス(治療の根拠)

もともと漢方は中国4000年の歴史などと言われたり、根拠となるものがあまりないというイメージがあると思います。

それでも最近は、日本東洋医学会から漢方治療エビデンスレポートが発表され、レベルの高い報告が積み重ねられています。

述語のイレウス(腸重積)の防止によく使用される、大建中湯はエビデンスに基づく漢方処方の一つです。

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さらに大建中湯は多くの検討がされていて、大腸がん術後の投与で入院日数を減らし、医療費削減効果も認められています。

大腸がんだけでなく、女性の代表的ながんである乳がんでも十全大補湯はがん化学療法とホルモン療法との併用で、生存率が改善したという報告もあります。

がんの治療に使用する注射薬(化学療法)による倦怠感や悪心、手足症候群にも漢方薬が有効とされていて、さらに今ではがんの支持療法に使われることもあります。

女性によく使われる漢方

病院内だけでなく、在宅やクリニックでも西洋薬と一緒に処方されることが多くなってきた漢方薬。

緩和ケアの分野では、芍薬甘草湯牛車腎気丸などが使われています。

鎮痛薬は腎臓に負担がかかるものもあり、漢方薬を使用することで腎機能が改善したという報告もあります。

漢方薬は痛みを取る効果だけでなく、痛み以外の症状も含めてしっかりと選ぶと痛み以外の不快な身体や精神状態を和らげて、生活の質を上げることもできます。

よく月経痛や更年期障害で使われる、

  • 当帰芍薬散
  • 桂枝茯苓丸
  • 加味逍遙散

これらの漢方はどれも月経痛と更年期障害に効果がありますが、それ以外の不快な状態に合わせて選ぶ必要があります。

そして、漢方薬の利点の一つとして、処方せんなしでもドラックストアなどて購入することができます。

漢方専門の薬局では、相談内容や症状に応じた漢方薬を提案してくれるところもあります。

更年期はがんの好発年齢でもあります。

漢方の相談から定期検診を勧められて、初期の段階でがんが見つかる、なんてこともあるかもしれません。

漢方に含まれる生薬ついて

婦人科でよく使われる、当帰芍薬散や十全大補湯の中には芍薬という生薬が含まれています。

この芍薬には、鎮痛・鎮痙・鎮静・抗炎症作用があります。

また、桂枝茯苓丸に含まれる生薬である桂枝には、血管拡張・抗炎症・散寒・鎮痛作用があり、生理痛や冷え性などの冷感がある人に効果があります。

同じように体を温める作用のある生姜は、漢方としてだけでなく食べ物として日頃から家庭薬膳として活用すると冷え性のある女性に効果的です。

薬膳:体質や目的に合わせた生薬や食べ物を使った健康料理

薬膳は、中国の伝統医学のもとに病気の予防と治療、健康増進、老化の防止を目的に季節や体質に合わせた生薬や食べ物を使って作られた健康料理のことです。

薬膳の中には、薬食同源という言葉があります。

こらは薬と食べ物がどちらも同じ健康を守る源であることを意味しています。

薬膳の根幹は中国にありますが、気候や風土は日本とは異なります。

そして、日本でも季節や地域によって気候風土が違うため中国の薬膳をそのまま日本に取り入れることが必ずしも正解ではありません。

薬膳の中で一番大切な考え方は、身土不二というものです。

いわゆる地産地消、

つまり地域で育ったものを食べることが体に良く、地域の気候風土に合った食事は健康を支える薬になるという考え方です。

この考え方は現代の家庭医学の参考にもなります。

薬膳の食性:食べ方の性質

五味

薬膳の考え方には五味という食べ物の区分があります。

  1. しおからい

この五つの味を含む食事は、五臓の体全体を養い、塩味に偏らない減塩食であり、甘味にも偏らない健康料理になります。

五性

五味以外にも食べ物の性質は、

に分類されます。

寒い冬は温熱性のネギや生姜、シナモン、南瓜、八角、ナツメ、酢などが勧められ、冷え性の女性の健康管理に役立ちます。

 


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ABOUTこの記事をかいた人

薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!