赤ちゃんも首が座り、自分でおすわりができるようになるとお風呂にいっしょに入って、浮き輪を使用している家庭は結構多いのではないでしょうか。
生後6か月を過ぎると色々と行動の範囲も広がり、お風呂も楽しみの一つ。
でも実はその浮き輪。危ないかもしれません。
最近ではそのお風呂場で使用する浮き輪での不慮の事故の報告が相次いでいるとも言われています。
では、なぜ浮き輪が危ないのか。
浴槽では浮き輪は絶対に使ってはダメなのかを考えていきたいと思います。
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薬剤師目線:風呂場での浮き輪使用での事故
浴槽で事故が相次いだ乳幼児用の浮輪についてです。
実は生後 6 か月の乳児を模した人形を使い、科学的な検証が行われています。
そもそも浮輪は船と同じように、ある程度傾いても復元力が働き、
そのため、海やプールなどでも少しの事では転覆はしません。
では、どんな時に転覆。いわゆるひっくりかえってしまうのか。
実際の検証では身を乗り出すと、25~30 度傾いたところでひっくり返ることがわかりました。
さらに、詳しく画像を解析してみた結果、転覆開始から 2 秒足らずで逆さ宙づりになることが判明しました。
2秒というのは、まさに「あっ」という間の出来事。
ほんの少し目を離したら。。。。
これはそもそも、身体の重心が浮輪より高い位置にあることが危険の本質です。
安全な首浮き輪
では、実際にどんな浮き輪が安全なのか。
先ほど説明したように、わきの下や、肩の一、首の部分に浮き輪が来るもの。
特にその中でも個人的には首の部分にくるものであれば、ほぼ100%転覆する危険性はありません。
首浮き輪にもいくつか種類がありますが、参考までにカラーも沢山あり、イラストもかわいいものを載せておきます。
首浮き輪に関しては、これ以外にもいろいろなものがあるので、お気に入りを見つけるのもいいかもしれません。
首浮き輪であれば、もちろん安全ですが。
さらに安全面が気になる場合には、STマーク表示のあるものがおすすめです。
STマーク
STマークって聞いたことありますか?
STマークとは、玩具安全基準に基づいて機械的安全性、可燃安全性、化学的安全性の基準を定めたもので、その基準をクリアしたものがSTマークを使用することができます。
そして、事故が相次いだ浴槽用浮輪については、業界団体が2007年に、安全な玩具を示す「STマーク」の対象外として、国内メーカーが製造・販売を自粛しています。
しかし実際の問題は、店頭で販売されなくなった製品や、
例えば、ママ友の友人から便利だと聞いて借りた浮輪で生後9か月の女児が溺れたという事故。
これを調べてみると、今までに事故を起こしたと報告があったものと同じ製品だったのです。
事故が絶えないのは、インターネットで類似製品が購入でき、
まとめ
知人から借りた子供用品や、
この浮輪に限らず、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。