CBDオイルを選ぶときの注意点を薬剤師が解説


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日本でも違法ではない大麻製品である

CBDオイル

実際にCBDオイルを購入して使用するときに、注意すべき点を薬剤師の視点で解説致します。

CBDオイルとは

欧米で人気の理由のあるCBDオイル

当然日本にも進出してきていて、すでにインターネットをはじめいろいろな場所で販売されています。

日本ではひとくくりに大麻というだけで違法である、という認識がありますが、実は大麻の成分には、日本でも違法ではなく、健康に良い効果が期待できるとされるものもあります。

その成分を利用したものが、欧米で人気のあるCBDオイルです。

Amazonなどでも取り扱いはあります。

大麻の合法化が広がる世界事情

2018年10月、カナダが嗜好品としての大麻の使用を合法化したことが話題になりました。

2013年に南米ウルグアイがブラックマーケットの解体を目的に初めて大麻を合法化して以来、アメリカも州単位で次々とこれに続くさなかのことでした。

実際アメリカでは現時点で医療用大麻の利用は33州で、嗜好品としては10州で合法とされています。

現地の大麻関連産業はグリーンラッシュと呼ばれる急成長にわいてもいます。

しかしこの流れを受けて日本の領事館がカナダを訪れる邦人に対して

注意
日本国外であっても大麻に手を出さないように十分注意願います

と警告を出しました。

現時点では日本で医療用大麻の利用の是非を問う議論は、まだまだ先の話となりそうです。

日本での大麻

日本の国土には古くから麻が自生していて、特に神道との関係が深く注連縄や布などの材料として縄文時代から栽培されていました。

しかし、戦後アメリカが当時の自国の法を持ち込む形で、栽培も含めほとんどの利用が違法化されました。

ただ現在違法化したアメリカがどんどん合法化に向かっている現在でも、私たち日本人の多くにとっては薬物としての大麻は近寄りがたいイメージがあると思います。

そこで大麻に関しても正しい知識を身に着け、実際にCBDオイルを使用する際の参考になればと思い、記載していきます。

大麻の成分

そもそも植物としての大麻から採取できる有効成分には主に2種類あります。

花穂や葉から抽出され幻覚作用や多幸感をもたらすテトラヒドロカンナビノール(THC)と、茎や種子に含まれるカンナビジオール (CBD)です。

カンナビジオールは向精神作用がなく、主に医療用にのみ利用される成分です。

強力な抗酸化作用と、がんやてんかん、不眠症、慢性の痛みなどへの効果の報告を受けて日本でも利用者が増加しています。

日本の大麻取締法には

違法化の対象は
麻の茎および種子それら由来の製品は除外される

とあり、CBDオイルの利用は違法ではありません

しかし現状としては流通している製品の9割以上が海外製品であり、内容や価格も様々。
中にはかなり高価なものもあります。

スイス生まれ、高品質・透明性で人気のブランド:シブドル

大麻が幅広く利用されるヨーロッパにおいて、スイスの純度をキャッチフレーズにその品質と低価格、情報の透明性でユーザーから高評価を得ているCBDオイルの会社にスイスシブドル(Cibdol)があります。

CBD含有量2.5%から20%までの100%オーガニックCBDオイルの他、不眠や疥癬、美容に特化した製品も開発していて、全ての製品が CBD オイルをベースとしています。

特に犬用・猫用のCBDオイルはペットの健康を願うオーナーたちから人気があり、昨年別ブランドとしてシバペットが設立されました。

CBDオイルのラインナップについて

基本のCBD以外にも「不眠用サプリ」「美容クリーム」「ビタミン含有サプリ」と、様々なラインナップのある商品。
シブドルはCBD成分2.5%のオイル1本からスタートした企業。

ユーザーの要望に応えてその後、20%までのCBDオイルや、デイリーユーズ用のビタミン配合サプリを開発すると同時に、その後の研究 によりCBD オイルが効果を発揮すると判明した症状に対応する製品を順に追加されていきました。

メラトニンを配合した不眠改善用オイルや、疥癬・湿疹(アトピー性を含む)用、ニキビ用、アンチエイジング用のクリームなどがあります。

犬・猫用のCBDオイルについて

CBDはエンド・カンナビノイド・システム(ECS)という身体調整機能に作用して様々な効果を発揮することがわかっています。

そのECSが哺乳類のペットにも備わっており、CBDに同様の効果が期待できることがわかり現在はペット用のCBDオイルも販売されています。

人間用のオイルとペット用オイルの違いはペットにとって刺激の強いテルペンを除去し、代わりに基材として魚油を使用している点です。

実際に販売は犬用と猫用にわかれていますが、成分自体は同じであるため一つあれば十分です。

犬と猫を飼われていたとしても、一つのオイルでどちらにも使用は可能。

犬と猫の病気は異なるはずなのに同一の薬では、効果が薄いのではないか

という購入者の意見を参考に犬用・猫用と個別製品化されたもののようです。

一番の注意点:アヤしい製品にはご用心!

CBDオイルと一言でいっても色々なメーカーが販売しており、商品の種類も様々です。

そこで実際に選ぶ時の注意点です。

  • CBDクリスタル(結晶)単体ではなく、植物全体を抽出したものを選ぶこと
    微量で も植物に含まれる他の成分が、CBDと相乗効果を発揮するため
  • 抽出法に注意
    二酸化炭素を用いた抽出法が最もクリーンな抽出法です。ブタンガスやプロパンを溶媒として用いてもほぼ同様の抽出効果が得られますが、有害な化学物質が残留する可能性があるため心配な場合は販売業者に確認しましょう。
  • 原料の大麻がどこでどう栽培されたかを公表している会社のものを選ぶこと
    原料の質 は製造法と同様に製品の品質に影響しますが、有機栽培の工業用大麻が最も望ましいと言われています。
  • 第三者機関による検査・臨床試験を通ったものであることを確認する
    特に病気の治療を記載してある商品は疑った方が無難です。

以上の4点は最低限でも確認してから商品を購入することをおすすめします。

いくつもの病気に対するCBDの高い効果は数多く報告されていますが、確実な治療効果を断言するに十分な研究結果は現時点では出ていません。

また、向精神成分のTHCが含まれている(または記載が明確でない)ものは違法ですので、特にご注意ください。

まとめ

すでに人気の高まりつつあるCBDオイルについて、注意点を記載しました。

今後医療用大麻がどうなるかは気になるところですが、すでに日本にも入ってきているCBDオイルや関連商品。

使用する前には今回の注意点をしっかり確認してください。

特に、病気が治るなどの文言が入っているものに関しては注意が必要です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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ABOUTこの記事をかいた人

薬学部卒業後、そのまま大学院へ。 医療薬学を学び、患者さんのために最新の医療を実践するために病院薬剤師へ。 薬剤師で医学博士。 ここでは患者さんからの質問を調べつつ、役立つ情報を発信していければと思います。 専門は感染制御や救急、小児。お問い合わせもお気軽にどうぞ!!