子宮頸がんの予防には、ワクチンと検診の両方が必要

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルスです。

性交渉を全くしない女性がいるとするなら、ワクチン接種や検診は子宮頸がんだけを考えれば必要ないのかもしれませんが、実際にそのような女性はなかなかいません。

今までに子宮頸がんワクチンについて、このブログの中でも触れてきました。

[kanren postid=”839,649″]

ワクチン自体にも日本では9価のものが未承認であることや、副反応が少なからず起きてしまうといった解決すべき問題はまだ残っていますが、がんの予防としてのワクチンの必要性は変わりません。

国によっては、ワクチン接種を女性に限らず男性にも推奨している国もあります。

[kanren postid=”584,119″]

しかし、ワクチンだけ接種していれば絶対子宮頸がんにならないわけではありません。

ワクチン接種とともに検診も受けることが重要と言われています。

がん検診の必要な年齢と利益

20 歳代では子宮頸がんの罹患率や死亡率が低く、子宮頸がん検診から得られる利益は相対的に小さいといわれています。

世界各国で子宮頸がん検診が行われていますが、各国の事情を反映して検診の開始年齢は違いがあります。

ですが共通して言えることは、最近ではどの国においても検診開始年齢が引き上げられているということです。

たとえばオーストラリアでは18歳から25歳に、ニュージーランドやスコットランドでは20歳から25歳に、それぞれ引き上げられました。

理由はいくつか考えられますが、一つはがん検診の利益と害について理解が進んだことがあるといわれています。

死亡率は低いとはいえ25歳未満の女性が子宮頸がんで亡くなることもあります。

がん検診とワクチン接種の必要性

検診自体の必ずしも無害なわけではありませんが、検診の害を容認し日本やアメリカ合衆国のように20~21歳から検診を開始するという方針も間違いではありません。

とくに日本では若い世代の子宮頸がん死が増加傾向にあるからなおさらです。

がん死を防ごうとすると検診の害が増え、検診の害を抑えようとすると検診で防げたかもしれないがん死が生じます。
ここにはジレンマがあります。

HPV ワクチンはジレンマを軽くできます。

残念ながら現在のワクチンは高リスクタイプのHPVが対象で、すべてのタイプのHPVの予防はできませんので、HPVワクチンを接種していても検診は必要です。

HPVワクチンを接種することで、子宮頸がんの罹患率・死亡率の減少が期待でき、検診開始年齢を引き上げることができます。

子宮頸がんの前がん病変

HPV ワクチンが前がん病変を減らすことは複数の研究で示されています。

検診で前がん病変が発見されば円錐切除術といった治療が必要になります。

進行した子宮頸がんの治療と比べると侵襲性は小さいですが、それでも治療自体が体の負担になりますし、早産や流産のリスクを増やします。

ワクチンが進行した子宮頸がんを減らすことはまだ証明されていませんが、前がん病変の治療に伴う負担やリスクを減らせることは証明されたといってもいいのかもしれません。

ワクチンと検診はセット

たまに

ワクチンを接種してもがん検診が必要ならワクチンは意味がない。検診だけやっていればいい

という意見がありますが、これには大きな誤解があることがわかると思います。

検診をするからワクチンはいらない

というのは、

シートベルトをするからエアバッグはいらない

というようなもの。

検診とワクチンの併用が子宮頸がん予防の両輪で、国際標準です。

検診にむけて

しかし、いきなり検診といっても様々な医療機関から自分にとって都合のいい検診先を見つけることは困難です。

特に子宮頸がんの検診が必要な年代の方々は、時間を作るのが難しいことも事実です。

インターネットを用いると色々なクリニックや病院が出てきますが、それらを網羅して予約できるサイトがあります。

ここでは子宮頸がんだけでなく、全身検索してくれる医療機関もあり、自分のニーズに合った検査が行えます。

かかりつけなどがある場合は別ですが、決まった場所がない場合などに活用いただければ幸いです。

お餅やケーキは乳腺炎の原因にならない!

2019年も始まり早くも数ヶ月が経過しました。

平成から令和へ元号もうつり、令和ベビーの話題がニュースなどを賑わせています。

赤ちゃんにとって大事な母乳。

完全母乳育児をしているママも、ミルクと混合で育てているママも一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。

今回はよく耳にするお餅やケーキの生クリームが乳腺炎の原因になるかについて記載していきます。

お餅やケーキによって血液がドロドロになって乳腺炎になりやすいは嘘!!

インターネットなどで調べてみると、お餅やケーキを食べると乳管がつまって乳腺炎になるという記載があり、その原因は血液がどろどろになって血液からできている母乳もドロドロになるというもの。

結論から言うと、これには明確な根拠はありません

お正月の縁起物であるお餅。

お正月に食べるお餅は古くから縁起物とされていて、鏡餅を飾るのも平安~鎌倉時代からの風習です。

鏡開きは、神様の霊力が宿ったお餅を家族皆でいただくという意味があるそうです。

しかし授乳中のママの中には、お餅を食べると乳腺炎になりやすいらしいから我慢している、なんて人もいるかもしれません。

そしてお祝いごとや誕生日などで出されるケーキ。

これに関しても生クリームは乳腺炎になりやすいから、せっかく美味しいケーキも少しだけ。。。なんて我慢していることも。

実際に日本では、乳腺炎になりにくい食事としてお餅やを避けることや、脂肪分の少ない和食を食べることなどが指導されることも多いです。

でも、実は食事内容が乳腺炎のリスクになるという根拠はありません

血液がドロドロになって、母乳もドロドロに!?

そもそも乳腺炎とは、乳房が詰まって痛みを伴って腫れることに加え、発熱など全身症状が起こる病気です。

授乳中のママの2~10%がかかると言われています。

その原因は授乳間隔が空いてしまったり、赤ちゃんの吸着が適切でないことなどにより、母乳がうっ滞することです。

そこでよく耳にする乳腺炎になりやすい食べ物。

特定の食事、例えばお餅やケーキなどによって、母乳の出口である乳管が詰まりやすくなる、という経験談はまだまだ根強いようです。

その理由としては

[aside type=”warning”]
血液がドロドロになり、その血液から作られる母乳がドロドロになるから[/aside]

というような記載がされていました。

しかしこれまでの医学研究からは、母親の食事によって母乳の糖分や脂質の量が大きく影響されることはないことがわかっています。

母乳と食事内容に関する研究

2012年に発表された論文では、フィリピンのセブ市で102人の授乳中の母親を対象に調査を実施。

研究者たちは、1 日の食事内容をインタビューして脂質・蛋白質・糖質をどのくらい摂取しているかを調査しました。

さらに母乳のサンプルを集めて成分を分析し、食事内容との関係を調べました。

すると、母親の食事の糖分や脂肪分が多かったからといって、母乳中の糖分や脂肪分が増えるわけではないという結論に至りました。

この論文の中では、様々な国で母乳の成分を調べた研究結果もまとめられています。

それによると、

  • 母乳中の脂質は100ミリリットル中2.8~4.78グラム
  • 糖質は6.5~8.0グラム
  • 蛋白質は0.9~1.5グラム

ほどの範囲になっています。

世界中に授乳中のママはいて、様々な文化の中で色々な食事を食べています。

しかし一番ばらつきが大きい脂質を考えてみても、100ミリリットル中に小さじ半分ほどの違いしかありません。

このことからも、食事内容によって母乳がドロドロになるのは考えにくいことだとわかります。

お餅やケーキが原因と勘違いしているのかも

そもそも、お餅やケーキを食べたからといって、血液がドロドロになるわけでもありません。

もし本当にそうなるのであれば、乳腺炎に限らずお餅やケーキを食べた人達が脳梗塞心筋梗塞になっていてもおかしくありません。

食べ物を食べると栄養分がそのまま血液に入るわけではありません。

血液中の糖分や脂肪分の量はコントロールされているのです。

例えばお餅はもち米を蒸して杵でついたもので、100 グラム中約50グラムは糖質、約45グラムは水分です。

糖質が多い食べ物なので、食べれば血糖値は上がりますが、正常な人の血中の糖分は血液100ミリリットル中0.2グラム以下に調整されています。

これほどまでに少量の糖分によって血液がドロドロになるはずはありません。

おっぱいが張る、もしくは熱を持つ。

そんなときは生活を振り返ることが必要です。

お正月にはよくお餅を食べますが、来客があったり帰省したりと、普段と違う過ごし方をする場合も多いです。

授乳間隔が空いてしまったり、ママの疲れがたまってしまうこと乳腺炎になったとしても、お餅が原因と勘違いされてしまうのだと思います。

結論としては、お餅やケーキなどを禁止する合理的な理由はありません。

もちろん、授乳中は蛋白質やビタミン・鉄分など、十分な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

夜泣きや長時間の抱っこなどによってママの体調も優れなかったり、睡眠不足が続くことも母乳にはよくありません。

なかなか料理から必要な栄養素をとれない場合は、サプリメントを使用することもいいことかもしれません。

この母乳の泉は、防カビ剤や保存料、香料なども含まない無添加の製品であり、厚労省が推奨する栄養素をしっかりカバーしています。

ここから購入すると30日間の返金保証もあるため、一度試す価値はあると思います。

まとめ

今回は、子育て中のママが一度は悩んだことのある乳腺炎の原因について記載しました。

意外と実しやかに言われていることも、科学的には根拠のないことであったりもします。

正しい知識を得てることで、我慢しなくていい美味しいものを食べることができるようになることもあります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。